【第五話】ジョナサン登場
待ちに待ったジョナサンとの出会いの日。
朝起きるとキューっと胃が痛んだ。
緊張しているの?私・・・
そんな、運命を左右しかねない日、最初のメールは
国際結婚相談所だった。
今日はお待ちしています。
よろしくお願いします。と思い
携帯に向かって一礼。
しかし、その下には
の文字が…
さすがにいい仕事をするな、国際結婚相談所。
私の行き過ぎた気持ちを、落ち着かせるかのごとく
こんなのもあるので、よければご活用下さい、ということだろう。
覗きたい衝動を抑え、ジョナサンとの初体面のシュミレーション。
付け焼刃で、ネットで調べたイタリア語を練習。
Buon Giorno(ボン・ジョルノ)
何度も大きな声で発声練習。
さながら、新しい宗教に感じ、自分が滑稽に思えた。
朝からミサトさんばりに、鼻歌を歌いながらシャワーを浴び
既に気持ちは自分もイタリアン。
そうでもしないと、飲み込まれてしまいそうな気さえした。
長い髪を結び、この日のために購入したうす桃色のワンピース、
つまり今日という日の戦闘服に着替え、家を後にした。
そして、会場に30分前に到着。
流石に早すぎた、と思いどこかで時間を潰そうかと考えていると
私の名前を呼ぶ人がいる。
振り向くと、国際結婚相談所のYさん、私の担当の方がいた。
早く着いちゃいましたね~?と言われたが
ハッキリいって余計なお世話だ。
きっと、私のことをドンだけ気合入ってるんだ、と思っているに違いない。
緊張を隠し、笑顔で軽く会釈。
とりあえず、国際結婚相談所 Yさんの案内で中で待つことに。
待つこと15分程度。
ジョナサンが現れた。
すかさず席を立ち。
Buon Giorno(ボン・ジョルノ)
しまった!!緊張のあまり声が裏返ってしまった・・・